真駒内滝野霊園にて、磨きの違いで2つの色を表現した、曲線がきれいなデザイン墓を建立。3㎡自由墓所「八重の園」

札幌市のお墓・石材専門店としてお仕事をさせていただいております、昭光石材店です。札幌市南区にある真駒内滝野霊園にて、新規墓石を建てさせていただきましたのでご紹介いたします。

 

真駒内滝野霊園 3㎡自由墓所「八重の園(やえのその)」 新設
北大青(墓石本体・墓誌)

 

お墓を建てることになり、インターネットで石材店を探されていたお客様からのお問い合わせです。札幌市南区にある真駒内滝野霊園で今年の春から提供が始まった、3㎡自由墓所「八重の園(やえのその)」に墓地をお求めになっていました。地方3か所にお墓をお持ちでしたが、今回それを一つにまとめて、新しいお墓を建てたいということでした。

 

3㎡自由墓所「八重の園(やえのその)」イメージCG

こちらの区画は、3㎡というゆったりした広さの墓地に、自由なデザインのお墓を建てることができます。お墓同士が背中合わせに、少しずらした形で建てられるようになっています。周りを植栽で囲まれ、所々には桜の木が植えられていて、春にはきれいな桜を見ながらお参りできる人気の区画です。

お墓については、ちょっと一般的ではない、個性的な雰囲気をご希望でした。毛色の違う数点の棹石デザインをご提案して、その中からお好みのものを選んでいただき、細部を詰めていきました。

 

施工前の墓地です。この状態で分譲されています。すでに施工されたお墓の基礎が二つ写っていますが、今回はこの右側にお墓を建てます。後ろのお墓を見ると、背中合わせですが少しずらしてあるのがわかりますね。

 

お墓の据え付けが始まります。まずは真ん中の壁石を据えて、入り口付近や参道の石の据え付けを進めています。

 

入り口部分までを据え付け、外柵部分まで据え付けが終わりました。中央の穴は納骨室です。この上に、これから墓石本体と拝石等を据え付けていきます。

 

お墓の台石を据えました。この上に棹石を据えます。手前の四つの白いものは特許取得されている免震パッドです。墓石専用の耐震ボンドと併用して、しっかりと耐震施工で据え付けます。

 

棹石をクレーンで吊り上げて据え付けます。通路から近い墓所でしたので、大きめのクレーン車を横付けして作業がはかどりました。

 

免震パッドはこのように、棹石の四隅に設置します。万一の地震の際も揺れを吸収して、地面からの揺れを軽減することができます。

 

棹石を据え、墓誌も設置して完成です!

これまで分かれてお墓に納められていたご先祖様のお名前も、墓誌にしっかりと彫刻しました。

 

きれいな曲線が印象的な、特徴的なデザインの棹石です。黒い部分は、中国の北大青という濃いグレーの御影石で作られています。「笑顔」という文字と桜の花びらは彫刻部分に白い色を入れていますが、斜めに入った白い部分は、同じ北大青を磨き上げずに「サンドブラスト」という加工で仕上げて表現しています。

 

お墓背面です。建立年月日と建立者の方のお名前を彫刻しています。お客様のご希望の通り、まわり込んで正面から見たくなる、ちょっと気になるデザインですね。

 

墓誌や拝石も、棹石のデザインに合わせた形です。線香立てや花立などのデザインも、丸みを帯びた曲線を意識しています。当店では、お客様のご要望を叶えながら、全体的なコンセプトを大切に、デザインの統一性を大切にお墓の製作をしています。

お客様には、「棹石の雰囲気や、彫刻の「笑顔」、桜の柄がとても癒されますね」とお褒めの言葉をいただきました^^ また、これまで3つのお墓が地方に分かれていたため、お墓参りや管理が大変だったそうですが、今回の建立でお参りが楽になっただけでなく、子どもやその先の代にも、遠方へのお墓参りや管理料などでお墓に関して迷惑をかけずに済むようになり、気持ちも楽になったとおっしゃっていました。

今回お世話になった真駒内滝野霊園の3㎡自由墓所「八重の園(やえのその)」には、すでに20基以上お墓が建っています。参道もゆとりがあり、花や緑に囲まれたゆっくりお参りいただける区画には、お好きなデザインのお墓を建てることができます。工事をしていても気持ちの良い場所です! 人気の区画ですので、ご興味のある方はどうぞお早めにご相談ください。