滝野霊園「墓石大賞」受賞作!インド産マルチカラーレッドのデザイン墓
札幌市のお墓・石材専門店としてお仕事をさせていただいております、昭光石材店です。滝野霊園自由区画「天空のガーデン」に誕生した、「墓石大賞」受賞作 インド産マルチカラーレッドのデザイン墓石をご紹介いたします!
滝野霊園自由区画 天空のガーデン 「墓石大賞」受賞作
インド産マルチカラーレッド・桜御影
滝野霊園では毎年、霊園で建立されたお墓の中から「墓石大賞」が選ばれ、表彰されています。デザイン性に優れていて、建てられた方の想いや、設計施工に携わった協力石材店の努力などを基準に審査されているそうで、今回ご紹介するお墓はその「墓石大賞」を受賞したお墓です。
完成までには、お打ち合わせから含めて3年ほどの長い時間をかけて製作されました。まだ仏様は入られていない、寿陵墓となっています。お客様が明確なイメージと理想をお持ちで、それを実現するために何度も設計案を検討・修正しながら、ご一緒に造り上げました。
基礎が完成し、これから石の据え付けが始まります。自由区画「天空のガーデン」では、樹木を中心に4つのお墓が隣り合わせに建てられます。お墓の向きは自由で、今回は敷地に対して斜めにお墓を設置します。
基礎に墨打ちをして、石材を設置する場所の目安とします。運搬車の下は、芝生を傷つけないように印のようにコンパネを敷いて養生します。
順番に石を組んでいきます。奥の開口部が納骨室になる場所です。
納骨室部分の壁石や、お墓手前の石貼りが完成しました。赤い石はインド産のマルチカラーレッドという赤御影石、周りの部分は淡いピンク色の桜御影を使用しています。
納骨室部分はこのようになっています。外側の壁石もしっかりとした厚みのある石を使用しています。基礎と貼り石はずれないようにしっかり接着し、この上にこれからお墓本体を組み上げていきます。
今回のお墓は、お墓のメインとなる棹石が球体となっています。台座は円形で、中央には耐震のステンレス芯棒を貫通させます。
球体の据え付けをしています。球体は吊り上げるのも難しいですが、きちんとセンターに収まるように、慎重に吊り上げています。
印の芯棒を、球体の底に開いている穴に貫通させて固定します。あわせて耐震ボンドを使用し、しっかり接着します。
球体を据えて、墓誌やベンチなどを設置したら、目地をすべてきれいに打って完成です! お墓全体の色遣いはお客様が特に力を入れられた点で、深い赤と淡いピンクの配置や、バランスも細部までこだわっています。
球体の棹石に、「心」のひと文字が大きく彫られているのがとても印象的です。屏風のような壁石には、桜の花をたくさん彫刻して華やかになりました。納骨室の前壁は、配置した自然石風の石がアクセントになっています。
貼り石部分は中央が赤御影で、納骨室の形状にあわせて同心円状に石が配置されています。マルチカラーレッドは、赤をベースに黒いマーブル状の模様がある石で、石目が均一ではないので、どこをとっても同じ模様がひとつとしてありません。名前の通りのマルチカラ―とも言える石です。
こちらは、今回のお墓の中でお客様が一番こだわられた、かわいいうさぎの置物です。ペットとして一番初めに飼い始めたのがうさぎだったそうで、大切な家族の一員として、こちらに設置することになりました。収納兼ベンチとなっているので、並んで座ることができますね^^ ちょこんと座っているような恰好で、手にお花を持たせてあげることもできます。
お墓の右手にあるのは、大きな曲線がデザイン性の高い墓誌です。広々としたお墓は日当たりも良く、とても気持ちよくお参りができそうなあたたかい雰囲気に仕上がっています。
お引き渡しを無事に終えて、お客様には完成をお喜びいただけました。弊社は滝野霊園でたくさんのお仕事をさせていただいていますが、お墓のデザインやお墓作りを評価していただける「墓石大賞」を受賞するお手伝いができましたこと、とても光栄に感じております。お客様が心をこめて取り組まれたお墓が「墓石大賞」として評価されたことは、私たちにとっても大変嬉しい出来事です。雪解けのあとにでも、お越しになることがありましたらぜひご感想をお聞かせください!お会いできるのを楽しみにしております^^
今回、お墓づくりをお手伝いさせていただいた霊園の基本情報をご紹介します。
・霊園名:「真駒内滝野霊園」(公式サイト)
・所在地: 札幌市南区滝野2番地(マップ)
・特徴: 自然に囲まれた広大な霊園。頭大仏やモアイ像でも知られています。