砂利敷き仕上げから石貼り仕上げへリフォーム工事で、管理しやすいお墓へ。真駒内滝野霊園6㎡自由区画

札幌市のお墓・石材専門店としてお仕事をさせていただいております、昭光石材店です。札幌市南区の真駒内滝野霊園にて、お墓の石貼り工事をさせていただきましたので、その様子をご紹介いたします!

 

真駒内滝野霊園 6㎡自由区画 敷石貼り

 

札幌市南区の真駒内滝野霊園にお墓をお持ちのお客様からのご相談です。自由墓所にお墓をお持ちということで、まずは現地でお墓の確認をさせていただきます。

 

こちらがご相談いただいたお墓です。6㎡とゆったりとした広さのあるお墓で、建てられて10年ほど経っているお墓です。お墓や踏み石の周りは砂利が敷かれています。お客様は、長い間に砂利石が汚れたり、隙間から草が生えてきたりすることにお悩みでした。そこで、こちらの自由墓所で周りにたくさん見られる、石貼り仕上げにすることをご希望になりました。お墓の左右と、中央の参道の左右、すべてを石貼り仕上げにします。

 

こちらは発注図面です。墓所を実際に採寸し、各寸法の板石を必要分用意します。

 

板石の下は、端折(はしょり)仕上げをしています。細かい点ですが、バールなどの工具を使用する際に石を傷つけないよう、こうした仕上げをしています。

 

工事が始まっています。まずは玉砂利を取り除きました。下の段の参道の左右にあった仕切りの石は少し変わった形をしていたので、今回はここまで取り外して石貼りをします。

 

両端の石を取り外しました。その後、下地のコンクリートの不要な部分をはつっています。中央の参道部分と新たな石貼りの部分がフラットになるよう、板石がきちんと貼れるようにする準備です。

 

不要な部分をはつってきれいにしました。参道横の土が残っている部分はモルタルで埋めて、石貼りをしていきます。

 

完成しました!

土の部分がなくなり、雑草が生えてこないお墓になりました! 砂利の中にごみが入り込むこともなく、ほうきでサッと掃くことができます。泥なども水で流してきれいにすることができますので、お掃除も楽です。

 

もともとあった参道の石と近い色合いの石で仕上げました。水が溜まらないよう、傾斜をとって流れるようにしています。

当店では石貼りの際は、一度石を貼ったあと、一旦その石を取り外してから下地になるモルタルを水締めしています。石貼り仕上げは、貼ったときはきれいに仕上がっていても、時間が経つと貼り石が沈んでガタガタになってしまったりすることもまれにあります。そうしたことを防ぎ、長い年月安心してお参りいただけるように、手間暇は掛かっても確実な施工をしています。

 

全体的に軽く清掃をしてきれいにしてお引き渡しです。周りのお墓と同じような石貼りで見た目もとてもきれいになり、お掃除も楽になりましたので、今後も大切にお参りいただけますと嬉しく思います。

昨今は、時代の流れにともなって、お墓を継ぐ方がいなかったり、遠方に引っ越してなかなかお参りに来られなかったりといったお墓も増えつつあります。こちらの霊園でも言えることですが、当店でも、将来的にお参りの回数が少なくなったとしてもお墓が荒れてしまわないような施工を常に意識するようになりました。「日々のお参りが楽になる」というだけでなく、そうした長い将来を考えたときも、お参りがしやすい・管理しやすいお墓にすることは、有意義なことだと思います。漠然とお墓の将来に不安をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、そうした方にも安心していただけるような、ご希望に寄り添った適切なお手伝いを今後も続けていきたいと思います。