札幌市営里塚霊園にて、追加彫刻・ご納骨のお手伝いとお墓のズレ直し工事

札幌市のお墓・石材専門店としてお仕事をさせていただいております、昭光石材店です。札幌市営里塚霊園にて、追加彫刻とご納骨のお手伝いにあわせて、お墓のズレ直し工事をさせていただきました。

 

札幌市営里塚霊園　お墓のズレ直し（据え直し）

 

ホームページからのお問い合わせで、追加彫刻とご納骨のお手伝いをご依頼いただきました。まずは現地へ確認に向かいます！

 

札幌市営里塚霊園にあったご相談のお墓です。昭和53年建立のお墓で、とてもきれいにお参りをされていました。当社は彫刻場所などの確認のため、ご連絡をいただくと必ず現地調査を行います。その際、お墓にズレが見られることが分かり、まずはお客様にご連絡をしました。すると、とりあえず追加彫刻をしてもらって、納骨で立ち会う時に自分で見てみてズレを直してどうか決めてよいですか？とお話いただきましたので、ご納骨の日にご一緒に確認しました。

ご納骨当日に確認されたお客様は、やはりズレを直す修理をしてほしいとご希望になりました。そこでお客様とお話をして、これを機に一旦お墓をすべて取り外してからきれいに据え直す方法で工事を行うことにしました。

 

まずは手前の花立と水鉢を取り外し、棹石と上台をクレーンで吊り上げて取り外し、その下の中台を取り外します。

 

一旦取り外してから確認し、墓石用の耐震ボンドを使用してきっちり据え直していきます。

 

続いて棹石の設置です。彫刻は、追加彫刻の際に合わせて色の入れ直しを行いました。

 

据え直しが完了しました。このあと目地コーキングを打って完了です。青いテープは目地をきれいに打つためのマスキングテープです。今回のお墓は、手前の開口部が納骨口となっています。花立と水鉢が納骨室の蓋を兼ねている形で、札幌市内の和型のお墓にはよく見られる形です。

 

目地を打って花立水鉢を設置し、工事完了です！

 

棹石と上台の継ぎ目部分です。きれいにズレを直して、目地もきっちりと入れました。

 

お墓の一番下の芝台と、中台の側面です。こちらもしっかり目地を打ちました。できる範囲で水拭きして仕上げました。

 

追加彫刻は棹石側面に行いました。里塚霊園は、墓誌が設置されているお墓も多いですが、棹石側面に彫刻されているお墓も体感で3割ほどある状況です。

 

工事に合わせて、花立などの金具の交換も行いました。現地でもご確認いただいて、後日お写真でも見ていただきました。お客様には、「これでまた安心してお墓参りができるね」と喜んでいただけました。

今回は、お墓のズレ直しのご依頼でした。お墓のズレは、ちょっとしたズレであれば気付かない方もおられますし、「倒れてしまった！」など明らかに必要を感じない限り、修理しないというケースもあります。ただ場合によっては、放置していると少しずつズレが大きくなってしまったり、その結果倒れてしまって石が破損したり、ほかのお墓に被害が出たりしてしまう可能性もあります。そうなれば大掛かりな修理になり、費用のご負担も大きくなってしまいます。ちょっとしたことでも気になる点がありましたら、お気軽にご相談くださいませ。