北大青・大連603、自然石風の屏風の洋型墓。13㎡、小樽市中央霊園

札幌市のお墓・石材専門店としてお仕事をさせていただいております、昭光石材店です。小樽市中央霊園にて、13㎡の広い墓地に、自然石風の屏風を背景としたシンプルな洋型墓を建立しましたので、ご紹介いたします!

 

【小樽市中央霊園13㎡ 新規建立 中国北大青・大連603】

 

ホームページをご覧になったお客様からお墓の建立をご相談いただきました。小樽市営の小樽中央霊園の返還された区画を取得されたので、そこへ新規でお墓を建立したいとご希望でした。

 

こちらがその墓地です。かなり劣化の進んだコンクリートの外柵もそのままでした。お客様は、これをすべて解体して新しいお墓にすることをご希望でした。背後の土留めの壁もひび割れなどが見られましたので、目隠しの屏風もご希望でした。

 

決定したデザインです。シンプルな洋型をご希望で、大きさもそれほど大きくなくて良いということでしたので、広さのある墓所を広々と使えるデザインをご提案しました。数回のやり取りの間に何点か調整を経て、こちらに決定しました。背後の土留めを兼ねた目隠しの屏風は、そのままだと少し寂しいとおっしゃっていましたので、自然石のような風合いの割肌加工を施したものをご提案して気に入っていただけました。

 

工事スタートです。もともとあったコンクリート部分をすべて解体して、新しい基礎設置のための準備をしています。砕石を入れて転圧し、地盤を固めます。

 

転圧が済んだら型枠を設置、基礎コンクリートを流し込む準備をしました。中央の木枠は納骨室の下にあたる部分です。このあとコンクリートを流し込み、しばらく養生したら基礎が完成です。

 

背面にもともとあった土留めはかなり劣化が進んでいたので、その手前に強度補強のための土留めを兼ねた屏風を設置します。もともとあった土留めの強度が将来万一不足してしまったとしても安心です。

 

木枠の中に背骨となる鉄筋があり、ここへコンクリートを流し込みます。

 

コンクリートを流し込んだら、しっかり固まるまでしばらく養生期間を置きます。

 

お墓の土台となる基礎、背面の土留めが完成です。しっかり強度を保った丈夫な基礎が施工できました。中央の穴は納骨スペースとなる部分です。

 

基礎の上に石貼りを行っています。同時に、背後の屏風部分も石貼りを開始しました。

 

石貼りが完了したら、中央の参道の石も貼ります。自然石の石垣風の屏風も、あとは笠石を残すのみです。

 

お墓本体の据え付けが始まりました。クレーンで吊り上げて順に取り付けていきます。

 

使用した中国の北大青は、濃いグレーの御影石です。特許取得の免震パッド、耐震用ボンドを使用してしっかりと据え付けを行います。

 

墓誌やベンチを設置、目地をきれいに入れて完成です!

 

お墓本体は、シンプルな安定感のある洋型墓です。人気のあるデザインのひとつで、棹石や花立前面のなめらかな曲線がすっきりとした印象を与えます。拝石部分は二段重ねになっていて、端に手がかりのある上の石を取り外して納骨します。

背景の土留めの屏風は、劣化の進んだもともとのコンクリートの土留めを隠し、かつ強度も十分です。表面はゴツゴツした割肌仕上げで、自然の石垣のような仕上がりです。

 

お墓手前の参道は、お墓本体と同じ石で作成して石貼り部分とのコントラストがきれいに仕上がりました。中央はすべり止めも施しています。右手のベンチは収納を兼ねたタイプです。最近はこの収納付きを選ばれる方が増えました。お参りの際の簡単なお掃除道具や、蝋燭立ての風防ガラスなどを収納されています。

 

完成したお墓には、とても喜んでいただけました。施工前、ひびが入ったり割れたりしてかなり劣化の進んだ状態だった墓所とは思えないくらいきれいによみがえった様子には、「あんなにボロボロだったのに、見違えるようになったね」ととてもびっくりされていましたし、背景の屏風の仕上がりにも、「豪華だね!」ととても喜んでくださっていました。この屏風があることでお墓本体が映えて、思っていたよりさらに素晴らしい仕上がりになったことには、ご提案した担当者自身も驚いていました^^ このたびは当社に建立をお任せいただき、ありがとうございました。何かお困りの際は、どうぞいつでもお気軽にお声かけください。

今回の現場 小樽中央霊園は、当社からは車で1時間ほどの距離です。小樽を担当エリアとする専門のスタッフもおり、年に数回はお仕事をさせていただいています。お墓の施工だけでなく、修理やリフォーム・追加彫刻など、なんでもお気軽にご相談ください。